●作家 高山正道氏は、店主の叔父さんです
陶芸作家 高山正道さんの作品は、以前の化粧品店でも店舗内で販売されておりました。
新しくうつわ屋さんとなったのは、店主ご夫妻の「叔父の作品をもっと世に発信していきたい」という思いが原動力になっています。
斎藤晃子さんのガラスのうつわたちも、ケースの中で存在感を放っています。
ほんわかした色でまるでお菓子のようなとってもかわいらしい作品です。
イチ押し商品は?
●ぐい飲みの酒器
お店の奥は高山家のお家です。店主ご夫妻も週の半分くらいは、ここで暮らし、食卓も一緒に囲みます。
そうする中で、ますます絆が強くなっているようです。
そんなご家族みんながお酒好きで、毎晩「かんぱ~い!」から始まる食事タイム。
お母さんのお料理が品数も多く、叔父さん作のうつわに盛られて食卓に登場するのだそうです。
そんなお酒好きな高山家だからこそ、酒器にも思い入れがあり、作品の数も多いのです。
お料理上手なお母さんは、大病をされてから、以前にも増して毎日を丁寧に生きておられます。
真希子さんから見ても「毎日を記録しておきたくなるような日々」を過ごされているようです。
スタッフさん紹介
店主 高山 尚希さん 真希子さん ご夫妻
■-------このお店をOPENしたきっかけは?
真希子さん: 若葉屋は、昭和のはじめから、主人の母が化粧品店として営んでいたお店なんです。今年(2016年6月)うつわ屋になる前月まで、義母が3代目として営業していました。
そのときから、化粧品だけでなく、洋装品や小物に加えて、主人の叔父である陶芸作家の高山正道の作品も店頭に置いていました。
もともと私達は、このお店をOPENする前は東京で生活をしていたのです。私も東京でインテリア店に勤めていました。店頭で3年、その後スーパーバイザーとして4年半。全国的に回り、店舗運営のキャリアを積みました。
そんな状況でしたが、義母の体調不良がきっかけとなり、「私たちが京都に帰り、叔父さん(高山正道さん)の作品をもっと世に発信していきたい、販促を担いたい」と思い、お店を継ぐことになりました。
■-------MYインテリアを教えてください。
真希子さん: 自宅のインテリアは木目の家具やブルー系が好きなのですが、京都へ引っ越す際にも、ブルーの壁がアクセントになった物件に出会い、即入居を決めました。
ソファなどにもブルーを取り入れて、木の色とともに心地よい空間を作っています。
■-------今ほしい家具やインテリアグッズは?
真希子さん: お店でも家でも使える4名がけ位のダイニングテーブルを探しています。
ビンテージや、アンティークな感じのものがいいですね~
ヨーロッパのものでも日本のものでもいいので、味わいのあるものを探しています。
■-------休日はどのように過ごされていますか?
真希子さん: どちらかというと私はインドア派。 主人はアウトドア派なんです。
家の中でのんびり過ごすのが好きですが、主人と一緒にお店めぐりをすることも休日の楽しみの一つです。
お店めぐりをしていると、素敵なモノとの出会いがあり、意外なものをインテリアに用いることもありますね。
お花は昔から大好きで、東京に住んでいた頃も時々仕事帰りにお花屋さんに寄り道をして帰っていました。
お店のOPENで、皆様にいただいたお花も最後の最後まで楽しみたいので、ドライフラワーにして飾っています。
■-------お客様へどんな提案ができますか?
真希子さん: たとえば、釉と素地の収縮率の差により生じるひび模様を「貫入(かんにゅう)」といいますが、これは割れるときのひびや傷ではありません。釉薬がひびのような状態で固まったものです。
貫入の好きな方にとっては、この模様の入り方や、使っていくうちに色が染み込んでいく様子を楽しまれますが、お客様によってお好みは違うので、好みによりお手入れの仕方をお教えします。なにせ作家である叔父が身近にいますから、お客様の声をダイレクトに作家に届けることができるのです。
また私達は、実生活でも叔父のうつわを使っています。お料理もどんなうつわを使うかで、美味しさが違います。
「何に置くか」の大事さを実感しています。
ですから、実際に使用することで風合いの増したうつわをお見せすることもできますし、扱い方や意外な使い方もお伝えできます。
生活への取り入れ方に迷われても、うつわの用途をあえてはずして使ったりするご提案もできるので、意外な使い方に出会えるかもしれませんよ。