お客様とインテリアとの「結び目」になる・・・
以下、栗山社長にインタビュー・・・・・
-----屋号の由来は?
knotは「結び目」という意味です。物事の結び目・・・とか、要のような意味合いがあります。
お客様とインテリアとの結び目になりたいという思いから名付けました。
家具の立ち位置・・・って??
たとえば、家族が日々食事をするためにメインでつかっていらっしゃダイニングテーブル。
だけど、意外とこだわってらっしゃる方は少ないようです。
「取りあえず食事をするためにテーブルがいる」という感覚でしかないような気がします。
こんな暮らしがしたいから、食事はこんな風景&テーブルで過ごしたい!という発想はまず持っていらっしゃらない。
どんな場所で、家族と一緒にどんな風に過ごし暮らしていくのか・・・という点にもっとウエイトをおいていただきたいのです。
車を買う予算があるなら・・・
家具は何でもいいけど、車には300万の予算・・・という感覚が、私は残念に思います。
家に3000~4000万円かけられる方はたいがい200~300万の自動車を所持なさっているようです。
しかし車なら早ければ5.6年、もしくは10年も経てば、また乗り換えるわけでしょ~
もし、その分の予算を家具に回すことができれば、立派な家具が揃えられるし、買い換えることなく長い間使えます。そうすれば、毎日の生活がもっと豊かになるのに・・・
外国の方に比べて、日本人はその発想に乏しいのが残念です。
しかし、それはユーザーよりむしろ業界そのものの責任でもあります。日本は完全に出遅れているといえるでしょう。
スタッフさんにインタビュー
代表取締役 栗山 文孝さん
【店長は奥様の 栗山千恵さん】
-------ここにお店を出したのは・・・?
knotは2001年12月に京北町(現在の京都市右京区京北)に工場を立上げスタートしました。
以来、製造をメインに活動をしております。 当初は、工場を主体に展開をしようかとも考えておりましたが、 やはりknotの家具を直に手に触れ、木の持つ魅力や手作業ならではの伝わる風合いを感じて頂けたらと思いショウルームの必然性を感じ、 物件探しをはじめました。
物件も町家なのか、テナントなのか、それとも普通の一軒家・・・???と、いろいろ探して二転三転しましたが、特に 街中にある必要はなくて、真ん前に車が止められればいい・・・という条件で、ここに決めました。
ここの2階はショールーム。3階は事務所として使っています
-------MYインテリアを教えてください。
自宅には、自分たちで作ったものは置いてますが、自分たちの住まいのためにわざわざknotで家具を作ったりはしていません。
サンプルで作ったものなどはつかっています。
-------休日の過ごし方は?
休みの日は、福井のほうに海釣り。スタッフもみんな釣り好きなのでね。
でも最近は家で映画鑑賞・・・といったところでしょうか。
子供がまだ小さいので、子供と遊んだりもしています。
-------お客様にどんな提案ができますか?
どういう暮らし方をしたいかという点を
もっと見直していただきたいのです。
たとえば、食事ときの器やグラスひとつにしても
「なんでもいい」からではなく
「探して」「選んで」こだわりを持つことで、
家の中の食事も楽しくなるだろうと思います。
それを日々することができれば、良い車に乗るより
豊かな毎日が送れると思うのです。
なので豊かな生活、楽しい生活を送っていただきたいなというそういうご提案ができればいいなと思っています。
オーダー家具を一から作れる会社です!
実は、がっちりと工場を持ち、そこで家具を作っている職人もすべて、自社社員という会社は非常に少ないのです。
工場というのは思いのほか経費がかかるので、店舗と工場を切り離している会社は多いんです。
うちは、一から十まで、図面を引いて作って・・・と細かいところまでできます。
お客様の意見を聞いて、家全体や家族のこと、ほかの家具との調和も考えながら、図面を描いて作っていくわけですから、量販店の既製の家具との値段は雲泥の差があるのは当たり前ですし、その正当性を認識していただきたいですね。
-----毎年開催、「二葉葵展」
「二葉葵展」は、毎年5月に上賀茂神社で行われています。
京都に暮らす、伝統産業にたずさわる若い職人さんたちが、
じぶんたちの物づくりを、年に一度、発表する場です。
核となっているメンバーは、
左官、表具師、畳職人、植木屋、家具屋、
建築業、大工、電気工事士、建築デザイナーと、京都の伝統産業に従事する職人集団「景アートメンバー」。
「100年後に続く、新しい伝統産業を!」
と、活動をつづける彼らの発表の場が、年に一度、この「二葉葵展です。