「良きモノ」を選ぶ、心の豊かさ
お客様は30歳代から40歳代くらいのお客様が多いようです。ご結婚され「家」に目が向けられる頃なのでしょう。暮らしをもっと豊かに、そして「良いモノ」に気づき、求めてこられるようです。
またお寺の中ということもあり、法話が終わって立ち寄られるお客様、欧米からのお客様、散歩がてらの親子やカップル・・・とさまざまな方の憩いの場になっているようです。
お店は入って左側がギャラリーになっていて、京都styleスタッフが訪れたときは、「御出汁(おだし)」がテーマでした。
並べてある封筒くじ・・・好きな封筒を選ぶと、「今日の運命のおだし」に出会えちゃいます~
その他、開催されるイベントは、竹のお箸を作って、そのお箸で食事を味わったり、風呂敷の包み方塾を開催したり・・・と年齢層も関係なくどなたでも参加していただけるイベントを企画、運営されています。
紙袋リサイクルで有効活用
お店で買った商品は、リサイクルの紙袋に入れてくださいます。これは、お客様などから不要な紙袋を収集し、その紙袋に「D&DEPARTMENT KYOTO PROJECT」のステッカーを貼って再利用しているのです。自宅に貯まりがちな紙袋もこちらへ持ってくれば有効利用されるってことで、嬉しいシステムです。
店長のイチ押し、人気アイテムは・・・?
●JOJOサンダル
祇園ない藤さんのJOJOサンダルです。
祇園ない藤さんといえば、セレブ御用達の高級なはきもの(下駄や草履)のお店ですが、JOJOサンダルは、ビーチサンダルのカタチから新たに「ない藤」さんが描き直して作られた履物です。
前ツボには哺乳瓶の乳首に使われる特殊ゴムが使われており、柔らかく優しくフィットします。花緒の部分はウェットスーツ素材、底はタイヤに使われる素材で、耐久性に優れています。さらに足裏は特殊コルクにより足触りがよく壊れにくい・・・と細部に配慮された「ビーチサンダル」
着物にも浴衣でも、またデニムにも合うJOJOサンダルがイチ押しアイテムです。
スタッフさん紹介
ショップチーフ
城 敬之(しろ たかゆき)さん
-------このお店を選ばれたのは?
ここで働く以前は、某インテリアショップでおよそ14年間、働いてました。しかし流行を追いかけたり使い捨てなどに違和感を感じるようになり、最終的に自分が行き着くところは、ここではない・・・と感じました。そして、もっと長く使える、普遍的なものを扱うお店でお客様に喜んでもらいたい・・・という思いから、このお店を選びました。
昨年の9月に前職を退職しましたが、それ以降のこの一年間は非常にやりがいのある、学びの濃い、有意義な一年になりました。
-------MYインテリアを教えてください。
山形の天童木工、長大作デザインの低座イスがお気に入りです。
このイスは八代目松本幸四郎氏の邸宅を設計する際に、畳に合うイスということでデザインされたもの。1964年度グッドデザイン賞を受賞していて、和でも洋でもマッチします。
------休日の過ごし方は?
骨董品屋、アンティークショップ、インテリアショップなどを廻っていますね。
新しいお店のインテリアやディスプレイを見るのも刺激があって好きです。
------今、欲しい家具は?
日本のデザインスタジオ「YOY(ヨイ)」のキャンパスフレームチェアが欲しいんです。
イスの絵が描かれたキャンバス型のイスです
壁に立てかけて座ることができます。不思議でしょ?
------お客様にどんな提案ができますか?
「D&DEPARTMENT KYOTO by 京都造形芸術大学」は京都の伝統工芸品や老舗の商品を多く展開しています。
若い方や京都をあまり知らない方にもっと京都を知ってもらえるきっかけの店として、京都のお店を紹介させていただいております。
イベントやギャラリーを通して、より人とのつながりを大切にする、コミュニティの場として活用していきたいと思っています。